2026年2月25日、WordPressのブロックエディター「Gutenberg」の最新バージョン22.6がリリースされました。今回のアップデートでは、変更履歴の視覚化、新しいアイコンブロック、リアルタイム共同編集の強化など、編集体験を大きく向上させる機能が多数追加されています。388件もの改善が含まれる大規模アップデートとなっています。
ビジュアル変更追跡
今回の目玉機能のひとつが、リビジョン(変更履歴)の視覚的表示です。

これまでのリビジョン比較はテキスト中心でしたが、新機能では以下のように色で直感的に変更を確認できます。
- 追加されたテキスト:緑色+下線
- 削除されたテキスト:赤色+取り消し線
- 書式変更:黄色のハイライト
- ブロックの追加・削除:緑または赤の枠
これにより、「どこがどう変わったか」を瞬時に把握できるようになりました。
SVG対応のアイコンブロック
新しく追加された「アイコンブロック」により、SVGアイコンを直接コンテンツに挿入できるようになりました。

- アイコンライブラリーから簡単に選択可能
- 将来的に独自アイコンの追加にも対応
- APIを通じて管理されるため、更新時も安全
これにより、装飾やUI表現の自由度が大きく向上します。
ナビゲーションメニューのオーバーレイ
モバイル用のハンバーガーメニューなどで使われる「ナビゲーションオーバーレイ」が正式機能になりました。

- オーバーレイメニューを簡単に作成
- 複数のデザインパターンを選択可能
- モバイルUIの構築がより直感的に
テーマ開発者やサイト制作者にとって便利な機能です。
ブラウザー側でのメディア処理
画像処理をサーバーではなく、ユーザーのブラウザー側で行う機能が正式リリースされました。
- JPEGサイズを約10〜15%削減(画質維持)
- AVIF・WebP・MozJPEGに対応
- サーバー負荷を軽減
- アップロードや処理が高速化
サイト全体のパフォーマンス改善につながります。
リアルタイム共同編集
共同編集機能も大きく進化しました。

- 他の編集者のカーソル位置を表示
- 誰が編集中かリアルタイムで確認可能
- 設定から簡単にON・OFF可能
- 同期の安定性が向上
Googleドキュメントのような共同編集体験に近づいています。
ギャラリーブロック
ギャラリーのライトボックス表示が強化され、画像間を直接移動できるようになりました。

- 次・前ボタンで画像切り替え可能
- キーボード操作対応
- アクセシビリティーにも配慮
写真中心のサイトに特に便利な改善です。
その他の注目改善点
細かな改善も多数含まれています。
- ブロックの表示・非表示がよりわかりやすく
- Quick Edit機能が正式化
- Verseブロックが「Poetry」に名称変更
- ブロックメモ用ショートカット追加
- 投稿エディターのiframe化の強化
これらは編集の効率と安定性を向上させ、今後リリース予定のWordPress 7.0にも含まれる予定です。今後の正式版に向けた重要なステップとなるリリースといえるでしょう。
